
精神的不調がある人の中で、睡眠に問題を抱えている人の割合は高く、また、その逆も高いことが報告されています。しかし、睡眠の問題が精神的不調の原因であるという科学的な証拠は十分には明らかにされていません。
精神的不調によって睡眠に問題が生じるケースもあります。
2021年の研究で、睡眠の質の改善が自己報告による抑うつや不安の症状の軽減につながることが示されました。
さらに、COVID-19という予期せぬ長期にわたるストレスを対象とした研究が行われ、その結果、次のことが2023年に報告されています。「慢性的なストレスは精神的不調の原因になる。しかし、質の高い睡眠をとることで、ネガティブな経験やストレスの多い場面に直面しても、ストレスからの回復力を高められる。」これを経験的に感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
睡眠とストレス、精神的不調の関係には明らかでない部分が多く、今後の研究に期待したいですが、良質の睡眠をとることが悪い結果につながることはなさそうです。