COLUMN

睡眠と高血糖

睡眠が不十分であると、体内でどんなことが起きるのか

睡眠には心身の疲労を回復する働きがあり、量の不足や質の低下によって健康上の問題や生活への支障が生じます。短い睡眠時間や不眠が、肥満、高血圧、耐糖能障害、循環器疾患発症のリスクを高めることが報告されています。また、睡眠による休養感の欠如がこころの病気につながることが分かっています。

睡眠不足が、どのようにホルモン分泌等へ作用し、その結果、高血糖状態となるメカニズムを示した図です。

不十分な睡眠が高血糖状態へつながるメカニズム 

睡眠と関連しているかもしれない

表は様々な睡眠問題と疾患の関連をまとめたものです。短時間睡眠、長時間睡眠、不眠、睡眠時呼吸障害の全てが糖尿病との関連が報告されています。また、短時間睡眠は、糖尿病以外にも高血圧症、冠状動脈性心疾患、脳卒中との関連が報告されています。上の図における交感神経系の活性化や炎症マーカーの上昇は血圧の上昇に関係しています。

睡眠と心血管疾患の関連

出典)St-Onge MP(2016) Circulation;134(18):e367-e386.より翻訳